解析に用いた電流モデルを図19に示す。
この電流が指定された周波数で振動し、上に置かれた鍋に渦電流を誘導する。 今回提示するモデルでは、10000アンペアを25kHzで振動させた。 また、コアと鍋は鉄を想定した物理量を指定した。 周りは空気で覆われているとした。
図20に示された鍋の温度分布を見ると、渦電流で暖められる鍋底に丸く高温部分があり、放射などで冷めやすい開口部は低温となっている。 絶対値の是非は実験結果などから判断しなければならないが、定性的にはリーズブルな結果を得られたと言って良い。
図21に熱流の分布を示す。