ここで想定するモデルは、IHによって鍋が温められている系である。 空気雰囲気中にある周波数で掃引されているドーナツ状のコイル、そしてその空隙を埋めるようにしてコアがある。 そしてその上に鍋が置いてあるのが今回のモデルである(図1718(a)18(b))。

Figure 17: モデルを下から見上げた様子
 
Figure 18: 解析モデル
[側面図] [上面図]

IHのコイル内の誘導させるための電流はある周波数で振動している。 一般的には数十キロヘルツで振動させる。

一方熱伝導の時間軸は、一般的なイメージとして秒単位くらいの時間スケールである。 そこで、解析方法として、まず定周波数での渦電流問題を数値的に解き、その解を用いて発熱量を計算させ、それを元に熱伝導方程式を解くという戦略を立てることにする。

 



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