Molecula Numerica

C++のテンプレート機能を用いて分子間力モデルの実装を簡略化した、分子動力学シミュレータ、Molecula Numericaを用いた計算例をご紹介いたします。

塩の結晶が水に溶ける様子をシミュレートしました。 

一般に、原子間に働く力は Lenard-Jones (LJ)力で表されます。原子は電気的に中性なので、遠くから見ると何の力も感じません。質量による引力はゼロではありませんが、電磁気力に比べて遥かに小さいので無視できます。ところが、原子同士が近づいていくと、原子核(正の電荷)と電子(負の電荷)が別々に見えるようになり、電気の力、つまりCoulomb力を感じ始めてしまうのです。この様子を簡易モデル化したのが、先に述べたLJ力です。

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