5.1 計算速度

計算は、Linux OpenSUSE 12.1のマルチユーザ環境で行った。 他のユーザプロセスはほとんど無い状態で計算するように心がけた。

EMのBlocked Adaptive Catesian Cell法は非構造格子であるため、格子を細分 化しても局所的であるため、一般的な構造格子法より計算量の増大が抑えられ ることが知られている[

\includegraphics[width=10cm]{speed.eps}
Figure 5: 最小の格子幅と計算時間
最小の格子幅に対する、Time = $1.0\times 10^{-6}$ (sec.)のシミュレーション に要した時間。点線は、Level3-3相当の格子に対してかかった時間から 一般的なFDTD法による計算量の増大($\propto N^4$)を仮定して外挿した もの。

5に示された結果も、計算格子の細分化に対して、冪乗では ない増加傾向を示している。