モデル
右図にあるように、4x4のヘリカルアンテナのアレイアンテナを取り上げます。各々のヘリカルアンテナには、水色のグランドプレーンに丸い穴が開いて、同軸導波管が繋がっています。ヘリカルアンテナは、その中心線と接続されています。各々のヘリカルアンテナは、Axial Mode Helical Antennaで扱っている物と同じです。
各々の同軸導波管には独立に信号入力ポートが設定されており、それぞれ独立に信号を入力出来ます。また、ここでは4x4で整列しておりますが、ランダムな配置も可能です。そのような際にも、計算格子は自動的に生成してくれます。
結果
右図は、全ての信号ポートに同じ位相で同じ信号を入力した結果です。
単体のヘリックスアンテナのDirectivityに比べて、放射パターンがz方向中心に集中していることが分かります。
次の図は、各々の信号入力が、2.4GHzでの位相を5度だけ曲がるように設定した場合の結果です。設定通りの方向に放射方向のピークが変化していることが分かります。