目的
本稿では、平面パッチアンテナの数値解析を、当社開発のElectro Magnetica Numericaによって行い、他社の数値解析ソフトと実測結果をベンチマークしたVandenboschら[1]の報告と比較し、ベンチマークするのが目的である。
報告[1]の中にはベンチマークとして幾つかのモデルが上げられているが、ここでは一番単純な平面パッチアンテナの2例を解析/比較対象とした。
本稿では、平面パッチアンテナの数値解析を、当社開発のElectro Magnetica Numericaによって行い、他社の数値解析ソフトと実測結果をベンチマークしたVandenboschら[1]の報告と比較し、ベンチマークするのが目的である。
報告[1]の中にはベンチマークとして幾つかのモデルが上げられているが、ここでは一番単純な平面パッチアンテナの2例を解析/比較対象とした。
OneLab、もしくはGmsh/GetDPソフトウェアはベルギーのリエージュ大学のChristophe Geuzaine教授らが中心となって開発が続けられている、オープンソースの有限要素法の求解システムである[3]。 Gmshは2次元、3次元のプリ・ポストプロセッサで、有限要素法の非構造格子を生成することが出来、また簡略的に計算結果も表示することができる。プリプロセッサ、いわゆるモデラーとしては、市販のものに比べるとかなり見劣りがするが、最新版では、OpenCASCADE[4]エンジンも使われるようになって実用性が高まった(らしい)。