Three Wellsでは、有償、無償のいくつかのソフトウェアを提供しております。ここではそれらについて簡単に説明いたします。

科学技術系のソフトウェアは2012年1月現在、三種類提供しております。すべて本サイトからダウンロードできます。Electro Magnetica NumericaMolecula NumericaParticula Numericaがその三つののソフトウェアになります。それぞれの共通しているのは、リアルタイムで可視化するため、逐次計算結果の確認が出来るという点とそれぞれ独自のアイデアによるアルゴリズムを用いて実装されている点です。

 Electro Magneticaはその名の通り、3次元電磁場数値解析シミュレータで、Three Wells独自の格子アルゴリズムに、定評あるFD-TD系の離散化手法を用いたものです。形状適合直交格子を用いているため、必要な部分にのみ計算格子を集中させることが出来るため、その計算精度に対し、高い計算効率を実現できます。

Molecula NumericaはC++のテンプレート機能を用いて、様々な分子間力モデルを定義しやすくし、なおかつ実装工数を低減させた、分子動力学シュミレータです。その新しい実装技術は、日本コンピュータ化学会にて論文として報告されています。

Particula Numericaは、N-体シミュレーションと呼ばれる、天体(銀河)シミュレーションです。質点間に働く重力を計算し、積算してその運動をシミュレートします。計算量の低減方法としてよく用いられるOctree分割でのアルゴリズムに加え、Alternate Digital Tree分割のアルゴリズムを独自に加え、さらなる計算量の低減を実現しました。本ソフトウェアを元に、New York Swarthmore College大学のBoccio教授によって、暗黒物質を含んだシミュレーションが行われました。

これらのソフトウェアの詳細はそれぞれのソフトウェア紹介ページ、Electro Magnetica NumericaMolecula NumericaParticula Numericaをご覧ください。

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